昨日 11月9日(水)は、10月30日以来10日ぶりのライドとして、ローラーでのテンポ走 60分を行いました。
ケイデンスは、70rpmから開始して90rpm まで徐々に上げていきます。
それに伴い出力パワーも、出だしは150w弱程度ですが、最後は200wを意識しています。
テンポ走は有酸素運動能力の向上を意図したトレーニングですが、ガーミンのデータを見る限り、昨日のトレーニングはその目的を達成できているようです。
ここしばらく、平日/休日を問わず、なんやかやと飲む機会が多い日々が続いていました。
このため、トレーニングだけではなく近場のライドも行っておらず、加えてブログの更新も滞っていた…という状況でした。
昨日は久しぶりに、その夜に何もイベントが無い日。
ローラーぐらいには乗らないと「ダメ」だよね…
ちょっと「やらされ感」も感じつつ、ローラーで走り出しました。
10日ぶりのライドだったので、最初は「LSD 40分」程度でお茶を濁そうと思っていましたが、走り出すと、なんとなく調子がいい感じがします。
「あー、もう少し走りたいかな…」
ということで、LSDとして走り出しから5分ほど経過した時点で、内容を「LSD 40分」から「テンポ走 60分」にスイッチ。
その途端、「やらされ感」が無くなって、段々と楽しくなってきます。
徐々にケイデンスを上げながら、気持ちよく「テンポ走 60分」をコンプリートできました。
60分のトレーニングを終えて家に戻ると、妻から以下の質問。
「足、痛かったんじゃないの?」
うーん、そうですね…
痛みは残っているし、まあ、これは治ることはないんでしょう。
でも、今日は楽しかった。
「うん、でも何となく楽しくて気持ちが良かった」
とある日本人のオリンピック・ゴールドメダリストが、インタビューで以下のようなことを言ったそうです。
トレーニングが楽しい/気持ちいい…
私の場合、そんなことはあり得ない。
一つの課題を克服するために苦しいトレーニングを行う。
それを成し遂げたとしても、その先にはつぎの課題がある。
新たな課題に取り組むには、また別の苦しいトレーニングが待っている。
だから、トレーニングが楽しい/気持ちいいということはあり得ない。
なるほど。
メダリストの言葉には重みがあります。
これは、まさにその通りだと感じます。
オリンピックを目標にしているアスリートの方々のモチベーションは、まさに「メダル」。
メダルと取ることに生活のすべてを注ぎ、一方で色々なものを犠牲にしている…
そう思います。
それに対して、私。
私はアスリートではなく一般の市民ですが、私が参加できるレース等にエントリーして、単なる記念参加ではなく、できれば良い成績を残したいと思っています。
しかし、生活のすべてをそれに捧げる…とまでは思っておらず、トレーニングの「モチベーション」を維持することに苦労をしています。
色々な誘惑に負けて、ついついトレーニングをサボってしまう私。
トレーニング中、苦しくなったり痛みが出るとペースを緩めて楽をしてしまう私。
計画したライドイベントが近づいても、煩悩に負けて暴飲暴食をしてしまう私。
そんな自分にガッカリすることも多いです。
ただ、それでもトレーニングを続けようと思うには、まず自分自身、自転車に乗ることが好きでなければできない…
そうも思います。
トレーニングであってもローラー等で走ることが「楽しい/気持ちいい」。
私の場合は、それがベースとなっている…昨日はそれが分かりました。
この冬に向けては、「ライド/レースに向けたトレーニング」を強く意識するのではなく、まずは楽しむことをベースに、ちょっと気楽に向き合うことにしたいと思います。