リア・ディレイラーの調整 その4(完結)

年末年始のお休みが終わり、今日、1月4日(月)から新年の仕事が始まります。
(さっそく業者の方々と連絡をとり、必要な資料の作成に取り掛かりました)

月曜日は恒例の筋トレの日です。

12月28日(月)には、2020年最後の筋トレを行う予定でしたが、その日は午後一番から、いしかわ総合スポーツセンターがお休みになってしまったため、年末の筋トレはできませんでした。

スポーツセンターは、今日から通常営業をしているとのことなので、今日の筋トレは大丈夫でしょう。

…と思ったら、妻の具合が少々悪くなり、筋トレはお休みすることにしました。

ナベちゃんもYSEさんも仕事の区切りがつかない…という状況もあり、今日の筋トレは中止することになりました。

来週こそ、筋トレへ行かないと…ですね。

 

さて、フォーカスのリア・ディレイラーの調整ですが、スポーツサイクル・イシノさんに持ち込んで、再調整をお願いしました。

そうしたところ、私が調整/設定した状態について、つぎの2点について問題があることを教えてもらいました。
・Bテンションの調整(プーリーが離れ過ぎている)
・ワイヤーの調整スクリュー(ネジが外れるまで緩めている)

それから、その他として、以下も指摘されました。
・ディレイラーハンガー(若干内側に曲がっているかも…)

 

その状態から、いよいよイシノさんによる再調整です。

(1)イシノさんは、まずSTIレバーとワイヤーの接続部分を確認し、ワイヤーのほつれがあるかどうかをチェックしました。

ほつれは無かったのですが、ちょっと指で押したりさすったりしていました。
異物がないか、動きに渋さがないか…などを確認しているんですかね?…

ワイヤー ほつれナシ

 

(2)(1)は問題が無さそうなで、つぎはギアをトップに入れ、外れていたワイヤー調整のスクリューをまずキチンと締めます。
そして、ワイヤー全体の張りを直してからトップ側のプーリーの位置を調整します。

イシノさんの作業の邪魔になりそうだったので、これ以降は、作業中の撮影はしませんでした。
以下の写真は、帰ってから、あらためて撮影したものです。

トップ側 プリー位置

私の調整とは異なり、規定通り、トップギアのやや外側にガイドプーリーが来ています。

 

(3)つぎはギアをローに入れて、ロー側のプーリー位置を調整します。

ロー側 プーリー位置

これも、私の調整とは異なり、ローギアの延長線にガイドプーリーが来ています。

 

(4)そしてBテンションを調整します。

Bテンション けっこうギリギリ…

私が調整したよりも、かなりギリギリまで詰めています。

 

(5)最後にSTIレバーでシフトアップ/ダウンをして、若干ワイヤー調整のスクリューを(2/4ほど?)回してみると、うーん、さすが、綺麗にトップまで変速するようになりました。

綺麗にトップに入る…

 

ディレイラーハンガーは若干曲がっているかも…(右に立ちゴケしたことがあり、その時にディレイラーを擦っていてるキズ跡があるので、その際にハンガーを曲げた可能性があります)という感じですが、ローにしてもスポークとの間隔には余裕があります。

また、イシノさんの再調整で、まずは変速の不調は解消されたので、ハンガーはそのままとしています。

 

今回は、以下があるべき対処でした。
・調整スクリューではなく、まずワイヤーを張り直すべきだった
・Bテンションの調整は、もっと間隔を詰める方向に設定すべきだった

 

確かに、私が調整作業として、色々いじっている際の途中の症状には、トップに入らない症状だけでなく「トップに入れた状態からシフトダウンをしても、ギアが下がらない」という症状がありました。

これを解消するためにワイヤーを張ろうとして、調整スクリューをネジを緩める方向に回しましたが、その際に、気がつかずに、調整スクリューが外れるまでネジを緩めてしまったようです。
調整スクリューのネジが外れてしまったため、以降はワイヤーの張りが安定せず、それからは迷路に入ってしまった…という感じです。

あー、恥ずかしい…

 

金の福ちゃんさんからいただいたアドバイス/コメントにもあったのですが、メカの仕組みや理論を理解していることが前提なのですが、誤解、勘違い、作業ミスなどがあり、どうもうまく行かない…ということが発生し、なかなか一筋縄では行きません。

しかし、誤解や勘違い、作業ミスをした箇所が判明し、うまく行かない原因が分かることで、もう一つ理解/経験値が進みます。

これも、また嬉しいことだと思います。

 

今回は、いい勉強になりました。

ローラー初め

今日は、チームじゅげむ ローラー初めとしての練習会で、ナベちゃん、kit1002さん、私の3名が参加です。

ただし、ローラーが2台(三本ローラー1台、固定ローラー1台)しかないので、私は先にテンポ走を済ませておき、練習会ではタイムキーパーに専念することにしました。

テンポ走 + LSD

このテンポ走ですが、フレーム対決を行っているときから、タイヤの空気圧を0.5bar下げた設定(フロント7.5→7.0、リア8.5→8.0)にしてローラーに乗っているため、以前と同じローラー負荷、同じギア、同じケイデンスで走っても、足に感じる負荷は重くなっており、パワーメーターで表示される出力パワー数は1割以上高い数値になりました。
このため、途中でキツくなってしまい、今日は短い時間でクールダウンとしています。

今後は、この空気圧でトレーニングすることとして、実走のヒルクライムなどでは以前通りの空気圧にして、軽く走れるようにしたいと思います。

 

さて、チームじゅげむのローラー初めですが、ナベちゃんもkit1002さんも、50分のトレーニングメニューをしっかりこなしました。

(1)アップ 10分
(2)ケイデンス 80rpm 20分
(3)ケイデンス 90rpm 9.5分
(4)全力走 0.5分
(5)ダウン 10分

チームじゅげむ ローラー初め

上の写真で手前のローラーは、むぎーさんが使っていたものを譲ってもらったグロータックの固定ローラーです。
これには、ナベちゃんに乗ってもらいます。

奥のローラーはエリートの三本ローラーで、私は普段こちらを使っています。
三本ローラーには、kit1002さんに乗ってもらいます。

 

グロータックの固定ローラーは、もうすぐナベちゃんに譲ることにしています。
kit1002さんは、なんと、年末にエリートの三本ローラー「クイック・モーション」をポチッとしていて、1月初旬に手元に届くことになっているそうです。
kenshinさんは、すでにスマートローラーを持っていて、自宅でローラー三昧。
むぎーさんは浜松単身赴任中なので、冬でもお天気がよくロードバイク乗り放題…

 

昨年は、日曜日に、チームじゅげむとしてのツーリング/ポタリングを開催していましたが、雪が降って実走ができないこの冬の間は、チームじゅげむでは、日曜日はローラー練習会を行うことになりそうです。

春なったら、ローラー練習会の成果確認も兼ねて、プチ・ヒルクライムもアリのライドコースを考えて、みんなで走りたいと思います。

とても楽しみです。

 

追伸:

kit1002さん、エリートの三本ローラー「クイック・モーション」(これは、フローティング機能が付いており、ダンシング/モガキもできることが売りのローラーで、もちろん負荷も3段階の調節機能が付いています)をポチッとしているにもかかわらず、それでもまだ「本気で自転車している訳ではない」とのこと。

ローラーをポチッとして以降は、カーボンフレームのロードバイクをいろいろと物色しているようですが、それを手にしたとき、そのときこそ「本気で自転車」…なのかもしれませんね。

リア・ディレイラーの調整 その3

もう元旦が終わってしまいました。

元旦は、妻が作ってくれたお節料理を朝から食べ、お屠蘇として日本酒の熱燗を飲みました。

昨年の年末年始は、年明け早々の1月5日に引っ越しが控えていたため、荷造りや引っ越しの段取りでバタバタして、落ち着きのない年末年始だったのですが、今年は久々にゆっくりできた元旦でした。

 

本日の正月2日は、午前中から金沢市内にある妻の実家へ新年のご挨拶に行き、義父さん、義母さん、そして我が家の5人でお昼を食べました。

昼食後、午後3時半には我が家に帰ってきたので、夜までは時間があります。

一杯飲んでいるためトレーニングはやめておきましたが、そのかわり、フォーカスのリア・ディレイラー調整に再トライすることにしました。

 

再調整は以下の手順で行いました。

(1)まず、トップ側のプーリーの位置を決めて、合わせてワイヤーの張りをいい感じに調整します。

トップ側 調整

アームが弓形になっているのが少々気になりますが、これでギアはトップに入っていて、ワイヤーもいい感じになっています。

 

(2)つぎにロー側のプーリー位置を決めます。

ロー側 調整

見た感じ、ローギアの延長線上よりもやや外側(トップ寄り)に、プーリー位置があります。

本来は、ローギアの延長線上に調整すべきだと思いますが、これより内側に調整すると、なぜかディレイラーがローの一つ手前の時点で、ローに入ってしまいます。

理由は分からないのですが、現実の動作を是として、この設定で先に進みます。

 

(3)さらにBテンションを調整します。

Bテンション 調整

ローギアとガイドプーリーの距離をこれより近づけてしまうと、クランクを逆回しをしたときに「ガチャガチャ」と音が鳴って抵抗を感じるので、この辺りがいい具合だと判断しました。

 

(4)これで調整はオーケーと判断して、もう一度トップ側に変速してみると…

やはりトップに入らない…

やはりトップ一つ手前までしか変速しませんでした…

 

この設定/調整の状態で、STIレバーをゆっくり操作して一段ずつ変速していくと、トップ以外は綺麗に変速します。

思いつきで、レバー操作を連続させ、ギアの中段あたりから一気にトップに変速してみると、うーん、トップに入るですね、これが…

一気に変速するとなぜかトップに…

ワイヤーの張りが緩んでいるのでしょうか?
(しかしワイヤーを張っていくと、今度は変速そのものの調子が悪くなるんです…)

それとも、ワイヤーがどこかで引っ掛かっているんでしょうか…

 

同じような調整を3回ほどやり直してみましたが、症状を改善することはできませんでした。
現時点では、これが私自身で調整できる限界のようです。

 

明日はチームじゅげむでの「ローラー初め」として、ローラー練習会を予定しています。
固定ローラーに設置するフォーカスはナベちゃんに乗ってもらうことになりますが、ナベちゃんには、変速の不調を了解のうえ乗ってもらうことにします。

 

週明けの月曜日、あらためてイシノさんにフォーカスを持ち込んで再調整をお願いし、合わせてリア・ディレイラー調整のノウハウなどを聞いてみたいと思います。

ロードバイクの魅力

2021年となりました。

みなさん、新年 あけまして おめでとうございます。

今年も、精一杯「ほぼ日刊ロードバイク」の更新をしてきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 

さて、大晦日の昨日、むぎーさんと色々やりとりしている際に、以下のような趣旨のコメントが、むぎーさんからありました。

 

ロードバイクのマシンそのものにも魅力はある。
ただし、自分にとってロードバイクは、他の人たちと繋がる/交流するためのツールという位置付け。
ロードバイクそのものがまず第一、最優先…ということではない。

他の人たちと繋がる/交流することで、その人たちと想いを共感したり価値観を共有することが、ロードバイクの楽しさの本質だと感じている。

 

うーん、なるほど。
深いですね。
言っていることはその通りだと、自分も感じます。

ただ、私の場合は、もう少し違う点にも魅力を感じているなぁ…と思い、私自身がロードバイクに乗る理由/感じている魅力について、あらためて考えてみました。

 

まず、1990年に初めてロードバイクを買ってから、2012年に子供達と自転車キャンプツーリングや北陸三県の日帰りロングライドに行くようになるまでの約22年間、私は、100%一人でロードバイクでのツーリングをしていました。

一人で走っていたので、アパート/家を出てから帰ってくるまで、ほとんど誰とも話すことはありません。
どこかのクラブやチームに所属していたこともないので、職場を含めて、周囲にロードバイクに乗っている人いませんでした。

なので、タイヤ、クランク/スプロケ、その他のパーツを替えたときの感想、苦しい坂を超えて見た景色、長い距離を走った先の美味しい食事など、自分の想いや価値観を共感/共有できる人はいませんでした。

 

だんだんとロードバイクに乗る機会が減ってきた頃に、一晩中走り続けたり、他の人と競うことにも目が行って、ロングライドだけではなくブルベ、ヒルクライム、ロードレースにも興味を持ち、ヒルクライムレースにエントリーするようになりました。

一人ぼっちでツーリングをしていた頃は、あまり他のロードバイクに乗っている方々に会うことはなかったので、ヒルクライムのレース会場に行った際には参加者の多さに驚き、「同じことをやっている/考えている人は、少なくないんだ」ということを、初めて認識しました。
また、レースに参加する人たちとの仲間意識というようなものを、自分勝手にではありますが、感じていました。

それでも、一人でトレーニングをして、一人でトランポしてレース会場に行き、一人でレースを走り、一人で家に帰る…ということには変わりはありません。
なので、家を出てから帰るまで誰とも話さないことにも、変わりはありませんでした。

 

そして2020年。

ヒルクライムレースはありませんでしたが、多くの仲間と出会い、その仲間たちとの楽しいライドをして、想いや価値観を共感/共有できるようになりました。

これは、私にとっては本当に素晴らしいことでした。

 

ただそれでも、家を出てから帰るまで誰とも話すことがなく、しかも一人っきりで走るヒルクライムレースには、相変わらず強い魅力を感じています。

あらためて、その理由を考えてみると…

ヒルクライムレースは、他の人とタイムや速さを競うとは言いながら、自分を見つめ直すというか、『結局は自分との戦い』というイメージが私の中にはあって、その『自分との戦い』に負けたくない…という想いが強いのだと分かりました。

この『自分との戦い』は、多くの仲間と想いや価値観を共感/共有することと同じように、私にとっては、ロードバイクの大きな魅力、モチベーションの要素になっています。
なので、2021年も、ヒルクライムレースへの参加はやめないだろうなぁ…と思います。

 

『仲間との共感/共有』、そして『自分との戦い』。

この二つが、私にとってのロードバイクの魅力なんだな…と、あらためて認識をした、2021年の元旦でした。

 

追伸:

考えるきっかけを与えてくれた、むぎーさん。

いつも示唆に富んだコメントをありがとうございます。

ちょっとこだわりが強く、扱いにくい変わり者の私ですが、今年もよろしくお願いします。